ついに来た…恐怖の大王。。。
噂に聞く魔の2歳、イヤイヤ期が少し早く我が家にも訪れました。
トリガーは恐らく保育所生活がはじまったこと。保育所では楽しく過ごしている息子だけど二日目以降寝ているとうなされたり、夜中に起きて「なーに!!」と不満を言いながら親に殴りかかってくる。うちの子は全然夜泣きもしない子だったのに、2歳を前に夜泣きをするようになった。
最初はなんだかわからなかったけど、これが魔の2歳…イヤイヤ期だと気づくまでにそう時間は掛からなかった。
オムツ替えで号泣ブチ切れ
着替えで号泣ブチ切れ
歯磨き号泣ブチ切れ
遊びを中断させて食事させると号泣ブチ切れ
etc...
今まではおとなしく従ってくれて「お、うちの子は素直やんけ」と同僚の子とくらべてもわりかしい育てやすい子だと思っていたのだけどそれが保育所に行き始めた日を境に変貌orz...泣くだけならまだしも物を投げる。細身なのにどこにそんな力があるんだ?って勢いで自分の顔よりでかいおもちゃを持ち上げて床にたたき付ける(フローリングが傷だらけ…賃貸マンションなのに退去の時どーすんのさこれ)、そのうちドアガラス割るのではないか?という勢いでガラスに物を投げつける。その場で跳びはねる。
下の住人からクレームが来る前にどうにかせねば…
今日に至っては帰宅したら嫁さんが「もう耐えられない」と号泣している始末でどうにもならないわけでorz...
アフリカ大陸あたりでこれが起きていたら「悪魔が取り憑いた」と悪魔祓いの対象になるのではないかというくらいの激変ぶり。。
世界のすべてを拒絶するようなその何もかもを全力で振り払うその姿勢は”魔”と付くだけあってそれはだてや酔狂ではないということ(´;ω;`)ブワッ
言葉が通じない相手にそもそもどのように対応すればいいのか…
甥っ子みたく3歳になろうとして、言葉がある程度話せ、意味を理解し、言い返せる年齢ならまだ楽なんだろうね多分。うちはまだ「なに」くらいしかしゃべれない、あ、もちろん適当な単語はしゃべります。
何がして欲しいのか、よくわからない。
ただ不満があるとその辺にあるトミカを手にとって全力投球する。
重いおもちゃを力の限り床に叩きつける。
「あれなの?これなの?」と夫婦で言ってみても首を横に振って「なーに!!」と怒るだけ。もうよくわからない。
手を挙げない温厚と自負している自分でもさすがに先日はついカッとなって頬をパチンと叩いてしまった、今は反省している。
とはいえ親も人間で、第一子であり、育て方なんかわかってない。
自動車整備と違ってマニュアルがあるわけじゃない。
参ったのは昨日、どうも知恵熱を出したみたいで保育所から「熱があるから大至急迎えに来て」と電話があった、そんな昼飯を買いに行こうとしたタイミング。
もう慌ててジャケット来て、2分で会社を出ましたよ。ボスに一言「午後自宅作業っす!」で許されるのも今のうちだろうね…何度もやってたらクビが飛ぶ。
首都高使って20分で保育所まで迎えに行ったのに、今度は遊びに夢中で帰ろうとすると号泣する。。。ど う し ろ と 。
バイクを保育所の駐輪場に投げて(夜回収)、息子だけ連れて帰り家で仕事。
今度は一緒に遊べと要求されて仕事にならない(´;ω;`)ブワッ
子供ってさ、PCとか大好きじゃないですか…キーボード叩こうとするんだけど、文章書いているわけじゃなく、Terminalでサーバにsshして作業してるわけですよ、下手なCommand打たれたらそれでもパパのクビがすっ飛びます。
そんなカオスな状況に疲れきっていて、嫁さんが就活から帰ってくる頃にはもうミイラみたいになってた。夕飯も作んなきゃいけないしねorz...
だからこそ、こっちもこれだけやってんのに何が不満なのさ!で手が出てしまった。
ダメなのは重々承知だけど、機械は好きだけどこっちは機械の身体と高度にプログラミングされた脳みそを搭載している出来る人間じゃない。
いきなり到来したイヤイヤ期に親だって順応できていない、子供も自分の主張を巧く伝えられないように、親だって巧く何かをしてあげることができないし、我が子の主張を理解できない。
子持ちの女性社員にちろっと聞いてみても「そのうち収まるよw」と経験者の意見ではなくて誰もが通る道だから頑張れよ!って感じで参考にならないorz...そら子供5人もいりゃ慣れるのかもしれないし、聞く相手を間違えた(ぉ
当然イヤイヤ期あってのまともな成長なのだというし、この時期の対応方法如何で子供の将来が決まるぜ?的な脅し文句も聞く。一人の子供にできる子育ては一度キリでゲームじゃないのでセーブもリセットもできない。しかも攻略法もなければ結果が予測できるわけでもない。正しい教育なんて誰にも分からないし、何が適切であったかなんて結果論だと自分自身を見ていてもそう思うのだけど脅されたらこっちだって怖い(ぉ
夜泣きで30分おきにおこされて、まったく眠れなかった今日、半ばイライラと睡眠不足でサーバを2、3台terminateしてやろうかと思ったり思わなかったりして作業効率が絶望的に悪化している中で、昼飯食べる気力もなくネットサーフィンで周りのイヤイヤ期の対処方法なんぞ調べてみる。
何をすればいいかより、まずは「何をするのがダメなのか」のNGから調べるのは鉄則かと。ダメなこと全部やってるわ…(´;ω;`)ブワッ
上のリンク先ではママとあるけど、パパだって当然同じ。+αが要求されてもいいくらいだと思う。
とりあえずやってはいけないことのポイントだけはよくわかった。
でも、物を思いっきり投げたらさ…怒るじゃん?
・物を投げる
24時間365日監視はZabbixあたりにお願いしないと厳しいので、目視というアナログな監視方法を実施。
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自動化したいがそりゃ無理だ。
とりあえず子供の動作はスタープラチナほどに速いわけじゃない、物を投げる前兆も今ではわかる。そのへんは日頃から公道で鍛えられた「危険予知」と一緒で、人間の行動にはそれなりに理由があり、必ず前兆がある。突然の車線変更をするタクシーだって、変更の直前は行きたい方向の車線に寄っているはずで、怪しい挙動を見せるはず。
それと似たようなもので、子供だって投げる前兆はわかる。
既に数日の間観察しており、それが読めているので今日は投げる前に抑える。投げる先に手を伸ばす。いくら力があるとはいえ野茂英雄じゃない、投げる先も落とすタイミングも大人の反応速度であれば追従し、抑えることができる。
これが阿頼耶識の差だ(ぉ
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完全に抑えると泣くので、投げる前に頭をなでて「投げちゃだめだぞー」と言いつつ、手を離す先に自分の手を待機させ、落とすときに床に落ちないように拾う。
結局投げさせているけど、床を傷つくのは防げるし、床に物が当たった音って結構イライラする(うるさいし、傷がつくのが嫌じゃない)のでそういう精神の安定も保てる。大人だって理解が遅い奴はいる。言葉が分からないなりにも怒らずに優しく指導することを心がけた。とりあえずパパ耶識システムにより帰宅してから寝るまでの数時間で床にたたきつけられるものはゼロに抑えた。今の私は阿修羅すら凌駕する存在!(作品が違う)
・物を投げたあとに泣く
結局投げさせているわけだけど、投げるときは「不満があるとき」であることが多いらしい。大人だって自分の主張が通らなくて物にあたる人はいる。そういえば、今日、社員に「私が資料請求した会社から営業電話入ってるんだけど、あなたが対応して」とか意味不明なことを言われて、「なんでぼくが対応するんだよ!!あなたが資料請求したんだからあなたが対応しろよ!」と言うも「私は必要ないから」ともう意味不明な話の流れになって、あまりにイライラしたので社内のルータ壊してLAN壊滅させてやろうかと思いました。やらなかったけどね。
まだ2歳にもならず、言葉がほとんど話せない子であれば自分がやりたいことを巧く伝えられないのは最早致し方ない。多分日本語オンリーな自分が火星人に拉致されて育てられていく中で「あれしたい、これしたい」という要望を日本語で伝えてもタコみたいな足で「??」とされたら多分オデッセイだったら野菜投げる。
同じ日本語が通じる相手でも主張が理解されなきゃイライラする。
そんなときにどうするか?の対処の中に「抱っこ」とあった。
それをやってみると不思議と泣き止むし、とりあえず喚くのは回避できた。
ハグってすごいんだな!!新宿駅でよく見かけるけど、今度同僚の45歳熟女の背後からはぐしてみよう。間違いなく懲戒解雇だ。
とりあえず抱っこして「何したいの?」と聞いてみる。あくまで静かなトーンでだ。落ち着け、落ち着くことが大切だ。時間に忙殺されて落ち着けねーよ!という意見もよく分かる。でも運転でもそうじゃん?焦ればそれは事故に繋がる。慌ただしく、イライラするときほど自分は動作をゆっくりにする。経験上、ひとつの焦りが次から次のミスを呼び事故に繋がるのはよくわかってる。そのへんはパパでも工業系を学んで来たものの強みだと思ってる、嘘だけど。
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でも自分をどうにか落ち着かせないとこっちだって叫んじゃうし、手が出そうになる。
やるべきことは多々あっても後回しにできるものは後回しにする。
今日だって帰宅後にアホみたいに山積みの仕事がバックエンドに待機していたし、温めたばかりのコンビニのハンバーグは氷のように冷たくなってしまったが、大人の事は後回しでも別にいい。仕事なんて子供が寝てさえくれれば2時でも3時でも起きてやればいい。
仕事と子供、どちらが大切か?それは卵が先か鶏が先か議論とも呼ばれる大層に難しい話なわけだけど、仕事を失ってもなんとかなれど、子供に何かあればそれは自殺するしかないレベルの話なので考えるまでもない。
冷たいハンバーグとカチカチになった解凍した二日前のご飯をかっこんで、気合でMacの前に向かえばなーに仕事なんか1時間で片付いて、こうしてブログを書く余裕さえある。やればデキる子だからね(自画自賛、◯ねばいいと思う)。
・子供の意思を可能な限り理解し、叶える。
そもそも食事が中断したのは息子がぼくのiPadを見つけて「ぶーぶー」と言ってきたことにはじまる。これは意訳すれば「ぶーぶー(YotubeでフェラーリF12のサウンドを聞かせろ)」という意味だと最近理解した。
彼のお気に入りはこの動画。このサウンドを聞くとうっとりした目になり、やがて「ばあああああああん」とエンジン音の真似をする。そんなことより日本語覚えよ?
次に「ぴぃぴぃ」と言い出したらそれは「ぴぃぴぃ(Yotubeで三文堂のひよこ動画を見せろ)」という意味だ。
このひよこが最高に好きらしい。ひよこなのか…これ?
他にも自分でiPadを操作してみたい動画を観る。正直、数十分に渡る作業で、なんかよくわからないクルマのアニメとか流されて眠くなるけど耐える。するとそのうち満足して去っていく。これが5分後か、10分後かは分からない。けれどそのときは来るのがわかっているのでじっと耐える。
今必要なのは親としての資質ではなく、潜水艦乗り、サブマリーナーとしての資質。深海で敵艦が去るのをじっと待つ、その強靭な精神力だと思う。
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おかげで夕食が一時間後とかになろうと気にしない。彼の苛々はそれで収まった。
気の済むまで横についていて見ていてあげるというのは案外有効かもしれない。
うちの子だけなのかもしれないけど、動画を見ているときも、トミカで遊んでいる時もときどき親の顔をちらっと見て笑顔で「ぶーん!」と言ったりするのでこちらもそれに応答、オウム返しする。するとにっこり笑ってまたひとりで遊ぶ。
これは共感というやつなのかな?何かで見たことがあって乳幼児期はよくやっていたけど、子どもと同じ動作を真似るといいってやつの言葉編?まだ言葉がほとんど話せないので擬音を真似る程度だけど、それでも子供にとれば自分のことを理解してくれているということになるのかもしれない。
まだ初日で課題は山のようにある。今日うまく行ったことが明日うまくいくとは限らないところが人間相手の難しさ。そしてこれからイヤイヤ期はどんどん悪化するだろうしカオスになるはずで、それをいちいちどう乗り切るのか?を考えるのは正直厳しい。
何しろ相手の状態は刻々と変わるからね。
それでも親になったからにはやらねばならず、もう日々勉強と挑戦の繰り返しなんだなって思う。
それでも諸先輩方のブログや記事を参考に取り組んだ実験的実践第一弾の今日は、まぁ今のところは巧く行ったと思ってる。
夜泣きもこれを書いている現在、一度もない。
土曜日から月曜日までは22時に布団に入ってから30分起きに泣かれる。仕事にもならないし、嫁さんは「いい加減にして!」と声を荒げて怒っていた。
そう、これを読んでいるパパ諸君は子供もそうだけど当然にママのフォローもしてあげてほしいなぁ…というか絶対にするんだ、今後数十年の夫婦生活のグラウンドデザインを創るためにはまず必須だ!
冗談抜きで書けば、共働きであれ専業であれ、ママの方がこの時期の負担は半端ないってこと。共働き家庭のママって並の強さがなきゃできないと思う。
会社にもイヤイヤ期真っ最中の同年代のママがいるけど、日に日にやつれているのがよくわかる。そりゃそうだろうなぁ…仕事も大変なのに、これでイヤイヤ期が重なったらココロも身体も耐えられない。でもその人の場合、上司は子供がいない。差別的な意見に聞こえたら申し訳ないけれど、子供がいない上司が子供がいる部下の気持ちを理解するのはまず無理な話で、自分も今日歯磨きの話を上司としていて「子供の歯磨きなんて楽勝でしょ?」って言われて「いやいやいや!!!じゃあやってみてくださいよ!!」と言いたくなった。経験がある親は多いと思うけど、拘束具でもつけないと全然磨けない。歯磨きは一人が押さえつけて、一人が磨く入浴やオムツ替えよりも厳しい今のところ我が家の一日で最大の重労働だけど、それを不思議そうにされる。
なのでそんなものなのだ。誰だって自分が経験のないことの大変さは理解できない。
理解されないのに、いつも大変なのはママなのだ。これって男目線で見ても割が合わないと思う…。
会社でも理解されない、家庭でもパパが非協力的で理解しないとなれば孤立無援。WW2のガ島じゃないなからそれはよくない。
結局それを理解できるのは同じ家庭内にいるパパなのだから仕事で疲れていても協力は必須。というより、仕事での疲れなんぞ男なら根性で乗り切れくらいに最近思う。イヤイヤ期に突入した子どもと半日生活しただけでぼくはもう泡を吐きそうだった。泣き言いって、実際泣いてた嫁さんを見てもその気持はよく分かる。これはもう強い、弱いの話じゃない。子供によっても全然違うしね…
それが終わった先で「あのときは大変だったね」と笑い話にできる人になれるんだろうけど、まずはそこを乗り切ることに全力を尽くす。当然、夫婦共倒れじゃ話にならないし、息抜きは必要で、たまにはママをひとりにさせてあげられるようにパパは日頃から子どもとの二人のつきあい方も覚えておく必要がありますね。
初日は乗り切った。これをあと何年続けるのか?長い長い道のりだけれど、それでもそのあらゆることをルーチンにして身体に覚えさせて負担を減らすしかないし、もっと色々な人のイヤイヤ期体験を学んで対応に活かせるようにしなければ…
諸先輩方を心から尊敬しますし、これからも参考にさせていただきます!
まずは自分も備忘録的にそれを残します…
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