ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

ハヤブサ

通勤をハヤブサに切り替えました。

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ブルターレの走行距離を抑える目的もあるけれど、フルカウルは寒さに強いので怠けたいという理由の方が大きい、、、東京と北関東の100kmくらいを通勤で移動するのでブルターレじゃしんどいんです。

 

冬場のフルカウルはほんと助かります。

 

手が寒いのはネイキッドも同じだけど体全体で受ける風が減るからまだ耐えられるね。

 

今日は会社のお使いで取引先まで急遽バイク便をしてきました(ぉ

 

弊社、いろいろな意味で適当だから「宅急便もバイク便も呼ぶより料金も安いしお前行け」くらいの感覚で使われます。

社員の忘れ物を届けたこともあったっけな…

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バイクに詳しくない会社の人でも「隼なら速いんでしょ」と謎の認知をされているのでいいように使われてるかもなぁ…(´;ω;`)ブワッ

 

それで事故っても労災降りないんだろうなぁ…orz

 

ブラックなことはブラックバード乗りにやらせたらいいのに!! 

そんな会社のお使いで五反田に行き、お小遣いで本を買いました。

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ヤングマシン 2016年 04 月号 [雑誌]

ヤングマシン 2016年 04 月号 [雑誌]

 

一部の人からは信ぴょう性のバロメータとして「ヤングマシン並の〜」と使われるほどあれなヤングマシンですが、たまに買いますw

 

今回は次期ハヤブサということで思わず手が伸びた!

 

ハヤブサは息の長いモデルで初期型は1999-2007、現行は2008-現在までと17年めを迎える今年までに2回のFMCしかしていません。

 

初代は年次モデルで細かい改良が繰り返されてきたけど、現行に関してはbremboにABSくらいにとどまっている気がしますね。

 

初期モデルも8年でFMCを迎えたので現行も8年目となる今年が一つのFMC時期として期待されており、昨年に行われた竜洋のイベント

www1.suzuki.co.jp

ここでも次期型に関する質問はオーナーから出ていたし、東京モーターショウで繭が発表されたときに「もしかして…」とハヤブサのジャパン・プレミアムも期待していましたが出ませんでした。

期待できるとすれば来月のモーターサイクルショーですが、ここをすぎればあとはEICMAあたりまできっと発表されないので2017年になってしまうかなという気はします。

 

ぼくのハヤブサは2001年式なので今年で15年選手だね。

 

ハヤブサがデビューした99年は高校生だったんだけど、工業高校にかよっていたぼくは今では信じられないほどにクルマにもバイクにも興味がなかった。親がクルマもバイクも好きだったので知識はあったけど、特段何が欲しいということもなく、グランツーリスモをやるくらいで満足していた。そのぼくにとって衝撃的だったのがハヤブサのデビュー。

 

ヤングマシンだったと思うけどメータで300km/hを越えた写真を見たんだよね。

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しかもそれはアウトバーンだったかどっかだったと思う。

 

そのときに「公道で300km/h出せるバイクなんかあっていいんだ!!」とわけのわからない感動をし、次いでそのバイクのデザインを見た瞬間に「なんだこれ!!」とあのなんともいえない、今まで見たことがないデザインのバイクにひと目で心を奪われました。

 

それから自分の人生での目標は「ハヤブサに乗ること」だった。

 

別に乗ろうと思えばいつでも乗れる。けれどハヤブサにいきなり乗ってしまったのではきっと自分はハヤブサの良さが何一つわからない。そう思ってまずは原付免許を取得し、ホンダのJAZZ(ボアアップして80ccくらいあった)やNSRの80ccを乗り、中型免許、大型免許とステップアップ、そしてハヤブサに至ったし、その過程でもいろいろなクルマに乗ったりしてとにかく「ハヤブサとはなんぞや」を理解できる人間になろうとした。なれたかはわからんけど(ぉ

 

初代ハヤブサに乗るために免許をとったという人は多いはずで、そういう人はいつになっても初代ハヤブサに乗り続ける傾向がある気がするし、実際現行型が出ても見向きもせず初代を未だにフルメンテして乗り続ける愛好家が多いはず。実際パーツ供給も困らないし、乗ろうと思えば乗れるんだよね。

 

初代はもうバイクじゃない。これは信仰の対象であり、神さまみたいなもんだと思う。

 

だから乗り換える対象を見つけるのに苦労する。

 

ハヤブサに出会って17年経つけれどただ1度ハヤブサから心移りしそうになったバイクがあり、それがNinja H2

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ブルターレを買う際にH2は密かに悩んでおり、でもこれを買うのであればハヤブサは手放さなきゃダメだなと本気で思ったほど。

スカイネット 1/12 完成品バイク Kawasaki Ninja H2

スカイネット 1/12 完成品バイク Kawasaki Ninja H2

 

 けれど、どうしてもハヤブサを捨ててまで乗り換えたいとは思えずキャラが違うブルターレを選びました。

 

勝手な考えなんだけどタイプが同じクルマとバイクを複数台所有しないというものがあり、ハヤブサとH2はキャラが被るんです。なのでH2を買うのであればハヤブサを手放さなきゃいけない、そこまでしてぼくは本当にH2に乗りたいのか?と自問したときに、「そうではない」という解に至ったし、実際購入後の感想を見ていても日常的に通勤やらで使えるシロモノではないな…と思いました、いやそもそも300万円のバイクを通勤に使うなよって話だけど。

 

初代ハヤブサが築いた300km/hという当時としては途方もない数値。

 

今なら別に300km/hなんか別に何も珍しいことではなく、

www.youtube.com

この動画の最後にあるようにネイキッドでも300km/hの壁には挑めます

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いや、ネイキッドで300km/hとか出したくないけど…

 

99年当時だと250km/hあたりがひとつの壁。

たかだか50km/hだろ?とその速度域を知らない人は思うだろうけど0-50km/hじゃないからね

実際に出してみるとライダー側にもそれなりの好奇心と度胸が求められるし、バイクにもそれなりの性能が必要になります。

自分じゃわからないけど風圧でブレーキランプが押し戻されて加速しているのにブレーキランプが点灯しているみたいな現象が起きその領域で空力性能皆無のヘルメットでカウルから頭を出したら首が持って行かれて落車の恐怖に遭遇できる、そういう速度域です。

 

そんな凄い世界でもハヤブサは余裕を持って300km/hに到達できる性能がある。

 

ハヤブサの魅力は扱いやすい動力性能だけではなくあの独特なデザインも影響します。

 

エンジンに余裕をもたせ、空力など車体デザインも含めて扱いやすい高性能を生み出したとあとになっていろいろな雑誌や特集を読み感動しました。

 

デザインにはいくつかあるけれど、我が家で言えばランエボとブルターレのデザインは同じ”デザイン”という分野でも両極端に違っており、機能を優先したデザインのランエボと、デザインのためのデザインであるブルターレ、そしてハヤブサは「求める理想を追求した結果の形」というデザインじゃないかなと。

 

エボはベース車両から大きく逸脱できないという制限の中で、勝利のために必要な機能をファミリーセダンに盛り込んだ為、機能美的なものはあるけれど美しい造形か?と問われればNOでしょう。

 

ハヤブサは同じように到達すべき目標はあれど0から設計できるという好条件だったのであのような独特なデザインが生まれたと言えます。

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90年代のバイクにこんな独特の顔をしたバイクは存在しないw

 

けれどこのデザイン1つ1つはちゃんと意味があり一瞬空力のため?と思えるヘッドライト脇のV字のリブは空力よりも高速域でミラーがもげるのを防ぐための補強としても機能している「必要だからこうなった」というものだったり、細かなところにも意外な必然性があったりします、面白いね。

 

自動運転の技術は四輪では一般的になっているけれど二輪はまだまだ。

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二輪の場合はライダーがむき出しなのでそれが最高速域では空気抵抗となり邪魔をする可能性がある。

 

ならライダーも重要な部品として使えばいいじゃん!

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乗車姿勢を活用しようなんて凄い発想だよねw

こういう徹底した積み重ねで、90年代最後に300km/hを越える高性能を達成した。

 

ただ速いだけのバイクならここまで伝説的な扱いはされないと思っていて、ハヤブサは乗ってみると凄く普通に乗れてしまうバイクなんだよね。

 

ハヤブサの最大のライバルは当時としてはこれでしょう。

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事実、ZX-12Rとの最高速競争により自主規制が敷かれたわけなので。。

1/12 オートバイ No.84 1/12 カワサキ ニンジャ ZX-12R 14084

1/12 オートバイ No.84 1/12 カワサキ ニンジャ ZX-12R 14084

 

ZX-12RのA型に乗ったことがあるけれど、こいつはあくまでレーサーの考え方で最高速を狙っています。

とにかく過激。

A型は特にフレームの剛性が勝ちすぎているのかとにかく曲げるのも一苦労だし、ブレーキの効きも独特で、多分サーキットならいいんだろうけど、公道で乗ると怖い思いをするし日常的に使えるか?と言えば厳しいんじゃないかなとハヤブサ乗りとしては思う。続いてZZR1400になったけど、これでやっと対ハヤブサになったんだろうなとは思いますw

マスターワークコレクション No.82 1/12 カワサキ ZZR1400 パールメテオグレイ (完成品) 21082

マスターワークコレクション No.82 1/12 カワサキ ZZR1400 パールメテオグレイ (完成品) 21082

 

 そんな無謀なことをするのがカワサキっぽくて好きなんだけどねw

 

ハヤブサは意外にコンパクトなのですり抜けも余裕で通勤も楽だし、トルクがあるので高速巡航も楽で片道1000kmなら日帰りしようと思えるし、旅先でワインディングを攻めようと思うと意外なほど曲がるので攻めても楽しいし、近所へ買い物に使うと思えるほど気軽に乗れる。300km/h出せる性能に注目されるけど、それだけじゃない意外なほどに乗りやすいバイクというところが魅力。

 

そんな速さ一片だけじゃない性能や数々のストーリーを見聞きすると余計に初代ハヤブサを魅力的にしている気がするし、そういうストーリーがあることを聖書や神話に置き換えると実にハヤブサは宗教的に思えてきますw

 

鈴木修氏はそれだと教祖になるのかな(ぉ

 

電動ターボは確かにスーチャー搭載のH2をライバル視するのであれば必要かもしれませんね。

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ハヤブサはやはり”最強”であって欲しいとも思うのでカワサキさんに負け続けるのはちょっと許せんというところも当然あるw

 

ただ速さだけがハヤブサブランドではないのでスーチャーで馬力を求めるのではなく、電動ターボでハヤブサらしい乗りやすさが伴えばそれはそれでありだよね。

 

ぼくとしては初期型デザインにbrembo+ABSを搭載して、電子制御スロットルと3モード搭載の現行型エンジンを搭載してくれるのが理想かなぁw

 

必要だからこれという初代のデザインコンセプトをもう一度追求して欲しい。海外デザインのそれにあるようにデザインが優れているから大きく変えないという勇気も日本には必要だと思う。目新しさがないから売れなくなるという心配も、ハヤブサに限ればまずないよ。目新しさなんかないのにまだ売れてるし、初代のデザインだって劣化はしてきているから古く見えるけどデザイン自体に古臭さは一切ないし、今でも通用するものだと思うしね。

 

やっぱ初期型ハヤブサデザインは最高!

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ハヤブサを捨てて宗旨替えさせてくれるようなバイクは現れるのか…

 

できることなら同じ宗派で同じ神(ハヤブサ)を信仰し続けたいので、そこはやっぱスズキさんお願いしますって感じ。

 

なに、大丈夫だ…いまのスズキは(四輪だけど)アルトワークスも出したし勢いがある。むしろ今しかないんじゃね?おねがいしますよ、マジで!!

 

I LOVE SUZUKI!

 

WE ARE SUZUKI!

 

 

スカイネット 1/12 完成品バイク SUZUKI GSX1300R ハヤブサ (ブラック)

スカイネット 1/12 完成品バイク SUZUKI GSX1300R ハヤブサ (ブラック)