ぴよこ☆くらふと☆わ〜くす

PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

激戦のスモールSUV

1ヶ月前にミドルクラスSUVの比較をしてみたことがありました

piyoco-craft-works.hateblo.jp

本当ならば今頃はエボから乗り換えを終えているはずだったけれど、12月のハードな仕事っぷりと会社の組織再編が重なりバタバタとして気がつけばもう2月だ…今年度が終わってしまうょorz...

 

前回のミドルクラスと定義したクラスに比べ、今回のスモールクラスは日本国内では相当な激戦区となり日本車・輸入車入り乱れて素晴らしいクルマが多々ある。スポーツカーを捨てた三菱ですらスモールクラスのSUVにPHEVを投入するような計画もちらつかせているようなのでやはり日本で売るには見捨てることができないクラス。

 

このクラスはミドルクラスと違い”価格”がひとつの鍵になる。ミドルクラスになれば下手をすれば400万円を越えるクルマが出てきてライバルは欧州BMWやアウディなどもライバルになってくるが、スモールクラスは300万円以下がひとつのラインになっているようで、その中で「いかに素晴らしい車であるか」が求められる。

 

価格にも通じるところであるけれど値段が高いクルマであればそこには上質感・高級感が必須となり、アウトランダーPHEVも2015年もMCで大幅に質感が高まったことは記憶にあたらしい。機能だけで勝負できず、欧州車をライバルにどこまで戦えるか?も視野に入れなければいけないミドルクラスに比べるとスモールクラスは手頃な価格で家族で使えてなおかつ楽しいクルマというところも特徴的。

 この前も作ったような表にしてみた。

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各メーカ魅力的な車種があったものの検討するにあたりだいぶ選別し、最終的に我が家で候補に残ったのは上記の5車種

 

■マツダ CX-3 f:id:kumawo0017:20160207234539p:plain

www.mazda.co.jp

MAZDA CXー3のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報)

MAZDA CXー3のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報)

 

CX-5のときも思ったけど、最近のマツダは本当に魅力的なクルマばかりを出してくる…

多分このクラスで自分が人に1台進めるなら相手にもよるが間違いなくCX-3の名前を挙げると思うし、実際会社でこのクラスを探していた人にはおすすめした。特に後部座席を使わない、フロントシートにしか用事がないような使い方であればこのディーゼルエンジンのみのコンパクトカーというクルマは非常に面白い。

 

何より燃費のよさと軽油の安さは魅力的で高速主体なら1000km走れるだろう実燃費報告もとても魅力的で長距離ドライブが好きな自分であれば間違いなくこれを選ばない理由はない。

 

デザイン的にSUVなのか?と言いたくなるのだけど一応クロスオーバー系なので検討車に入れているけど、全高も低く立体駐車場に入れるクルマとしての希少性がある。ただ自分は都内で10年以上クルマを使って移動してきたわけだけど立体駐車場に遭遇したのは片手で数えるほどしかなく、別に全高1550mmの壁は気にならない。というよりCX-3をもし買ったらルーフボックスはつけるのでその時点で立駐はアウトw 

 

CVTが嫌いな自分にとってマツダの6ATは凄く魅力的なトランスミッションで、買うつもりはないが6MTも存在しているので遊ぼうと思えば遊べる。国産車でクロスオーバーSUVにMTを搭載しているクルマってCX-3の他にいまあったっけ??スバルにはありそうだけど、基本的に国産車でこのクラスにMTはないはずで、そういう点でも非常にZOOM-ZOOMなクルマ。

 

サイズも手頃で小回りも効く、軽油代も安いし燃費もいいし横から見たデザインは本当に美しい。コレに乗って有楽町あたりで夜景を撮影したらきっと捗るだろうなとイメージができる。

 

唯一ネガがあるとすれば「高い」、これに尽きる。

ディーゼルでコストが上がるのは仕方ないが、国産車でスモールSUVとなれば価格もひとつの選ばれる理由になり、特にガソリン車を持たないCX-3にとればなかなか厳しい物がある。故にプレミアム感で売っているのだろうとは思うけど、販売台数で見れば次に出てくるヴェゼルに負ける。

 

■ホンダ ヴェゼルHYBRID

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www.honda.co.jp

 

公式サイトにデカデカ書かれた販売台数NO1

自販連のホームページ

自販連の新車乗用車月別販売台数の項を見ると確かにヴェゼルは売れている。意外や意外、全クラス含んでいるとはいえもう少しCX-3は売れていると思ってた…

 

内装はホンダの常でなんか無駄に近未来的なので好みは分かれそうだけど…

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マツダが燃費のためにディーゼルを採用するに対し、ホンダはHYBRIDを使う。

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i-DCDはリコールがどうなんだろうという微かな不安があったりするものの実際乗ってみるとそこまで悪いものではなく普通に乗れる。低速トルクはモータというチートツールを使っているのでかなりスムーズだ。ハイブリッドカーは乗り方ひとつで大きく燃費が変わるけれど実燃費で見ればCX-3とよい勝負ができそうだ。あちらは6MTというおもしろいトランスミッションだが、こちらは7速DCTと欧州車チックだ。

 

ライバルに比べて遅い時期に出たこともあり室内の利便性はなかなかで後部座席も荷室もなかなか広い。主観だけれど今回候補に挙げた車種では一番後部座席の足元空間にゆとりがあるのではないだろうか?後部座席にアームレストがあるのもこのクラスではレアで後ろに人を乗せることがある場合はぜひとも検討したい。

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そしてこのヴェゼル…とにかく安い

ベーシックなハイブリッドの4WDは248万円からだ。

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ガソリン車の廉価モデルと比較しても30万円差。この差でハイブリッドシステムが付いてくるのだからお得としか言えない。CX-3はよいクルマなのだけど、ヴェゼルは広いし使い勝手も悪くないし、安いしと好条件が揃っているのでそりゃ売れるだろ…と思う。

 

ホンダは嫁さんの友だちが働いているのでぼくとしてはシビックRかS660見せろや!ってところだったんだけど、友だちが真っ先にこのヴェゼルを推してきてこの非の打ち所なし感に感服した。ホンダは凄い。

 

そういえばRSグレードが出るらしい。

www.honda.co.jp

 

■日産 JUKE NISOMO RS f:id:kumawo0017:20160208073032p:plain

www2.nissan.co.jp

ニューモデル速報 第439弾 日産ジュークのすべて

ニューモデル速報 第439弾 日産ジュークのすべて

 

上に紹介した2台が燃費などを意識したクルマであったわけだけど、こいつは「燃費?なにそれ美味しいの?ハイオクうまー(^q^)なクルマ(ぉ

 

1.6Lターボで4WDで210馬力を越えるエンジンはSUVという免罪符がなければ我が家では買うどころか見に行くことすら許されないクルマだ。デザインが割りとシンプルなのでザク◯ロに似ていることを除けば嫁さんに「速い車だ」とバレることはない。

 

なぜこれだけの性能をぶっこみながらトランスミッションがCVTなのか…orzこれこそDCTや6ATでダイレクト感を追求したほうがよかったのでは?と思わずにいられない。あ、そういうダイレクト感のあるミッションが欲しい人はR35のエンジン積んだJUKE Rを買えって話ですね!

jp.autoblog.com

後部座席ついとりませんがな…(´;ω;`)ブワッ

 

ただCVTであるがゆえのなんとなく感じられる優しさ?がこのクルマが性能ほど過激ではなく案外普通に乗れてしまうクルマに仕立てていると思う。数日前の記事に書いたようにフィアットとアバルトの関係のように日産はオーテックと関係が築ける。今はNISMOブランドに統一化されたけどこのブランドはレースは別としても公道仕様に持ってくるときは「扱いやすい、楽しいクルマ」を追求している。個人で行うチューニングではできないようなボディ剛性のUPなどを通しメーカーチューンがもたらす絶大なバランスの高さはいつの時代も日産のこの手のグレードの魅力だ。

 

問題はデザイン故に車内が狭い…4WDなのでラゲッジ容量もFWDより減っていたり…あと問題は価格。国産の1.6Lで340万円を越えるプライスが付いているこの狭いクルマは「速そう」に見えないけど同時に「高そうに」も見えないのだ。故に嫁さん的には「これ買うならCX-5でよくない?」となる。そりゃそうだよね…狭いのに価格はCX-5並なんだし、コレより安くて広いクルマはたくさんある。夫婦二人だけならこれは物凄く魅力的。

 

ただ、この記事を書いているということは我が家でも候補車として最後まで残っているわけで…不思議なものだねw

 

 ■フィアット 500X

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www.fiat-auto.co.jp

FIAT 500X (CARTOPMOOK ニューカー速報プラス)

FIAT 500X (CARTOPMOOK ニューカー速報プラス)

 

イタリアンSUVとはなんだろう?蓋を開けて見れば実によく出来ているクルマでイタリア車に抱くデザイン重視で使い勝手は悪いとかそんなことはまったくない。というより現行のフィアットのラインナップにあるチンクエチェント、パンダは国産車並に室内の小物入れだったり考えられており使い勝手はよさそうだったね。

 

サイズはチンクエチェントに比べると巨大な500XとはいえSUVとしてみればCX-3より全長は短く車幅は1800に達するけれどそこまで狭路で扱いにくい感じは受けない。

幅が広いことによる高速巡航時の安定感などに期待できるのでは?と思う。

 

兄弟車のレネゲードの国内モデルには存在しない1.4Lの4WDモデルがある。レネゲードで4WDを選ぼうとすれば必然的に2.4Lになってしまう。エボより税金が高くなるというのは割りと嫁さんに説明しづらいが500Xであれば「エボよりも維持費が下がるよ」となんとなく言える。

 

レネゲードのFWDでも感じたが、フィアット系の1.4Lエンジンがこれまた地味に気持ちいい。試乗程度の速度と時間、ちょっとアクセルを踏み込んだときに気持ちよさがある。ただしJC08を見ても、先日のTV番組の特集を見ても、みんカラなどを眺めてもそこまで実燃費はよくない模様。って車重が何気に1460kgあるからね!エボ9なんて1,400kgだし、それよりさらに重い…チンクエチェントなんか1t弱くらいなのにそれからすれば確かに肥大化しすぎているし、そんな重さを1.4Lのターボエンジンで動かすのだから燃費が良くなる要素は9ATくらいしかない。形状がレネゲードより丸みを帯びているので空気抵抗とかはマシかもしれないけど…

 

4WD性能も兄弟車にジープがいるせいか、想像しているよりよろしい模様。

autoc-one.jp

デザイン、性能だけじゃなく使い勝手が意外によいところに驚く。特に輸入車では不満がでがちの右ハンドル化による足元空間の違和感が500Xでは不思議とない。

フットレストもちゃんとしているしアクセル・ブレーキの位置も特に違和感がない。多くの場合、輸入車はこの足元の空間に僅かに不満が残るのだけど500Xなら合格!

 

JUKEは速い、500Xは気持ちいい。どちらもSUVにとって必要なことなの?と聞かれれば否、かもしれないがただ燃費がいいだけとか荷物がたくさん載るよだけがクルマの価値ではないはずで、人とは違うものが好きという層にも受けるだろうし、便利なSUVが欲しいという人にもオススメかも。

 

■JEEP レネゲード

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www.jeep-japan.com

新型JEEPレネゲード (CARTOPMOOK ニューカー速報プラス)

新型JEEPレネゲード (CARTOPMOOK ニューカー速報プラス)

 

JUKEと500Xはある意味でクルマを運転すること自体を楽しめるSUVだ。燃費を犠牲にしても圧倒的ドライビングプレジャーを感じさせてくれる。エボよりは燃費はいいし、SUVというジャンルで家族にも理解をしてもらえる。そこが優れている。

 

このレネゲードはその2台とは違い、所有することが楽しい気がするクルマだった。

ジープ好きには申し訳ないけれどぼくはジープなんかこれっぽっちも興味がなく、三菱がライセンス生産していたな…くらいのイメージしかない。そんなぼくが一瞬で心を惹かれたのがこのレネゲードで、はじめてどっかのWebサイトで見た時に「コレ欲しい!」と全力で思った。

 

泥臭いはずのブランドで泥臭さをあまり感じさせずポップな感じがする。色合いも好みだ。トレイルホークの2.4Lは試乗出来ていないけれど9ATの感触は500Xで掴んだので嫁さんもそこには理解をしてくれておりトレイルホークならOKというコメントももらっている。なんだ、もう迷うことは何もないじゃないかこれ…。

 

クルマというのは様々な楽しみ方がある。ランエボを買ってラリーをするのも、サーキットを走るのも車高短にしてVIP仕様にするのも自由な楽しみ方であるし、ジムニーを買って横転することをネタにできるような楽しみ方だってこの世界にはある。要はそのクルマを買ったら自分がどんな人間になれるのか?ということをイメージできるクルマが一番幸せになれるクルマの選び方ではないだろうかとぼくは思います。

 

別にエボで速さを追求していたわけではなく、安くて黄色いセダンという謎条件に合致したクルマがアレしかなかったというだけでそんな自分は別にスピードがでなかろうが窓を開け腕をブランブランさせながらその辺の海辺の道をたらたら走るようなスローな生き方ができるだろうレネゲードに凄く魅力を感じている。エボだとこちらが気持ちをスローに持っても周りがそれを許さない。信じられないかもしれないが、世の中には高速道路の一番左の車線を法定速度で走っているのに煽ってくるスポーツカーがいる。追い越し車線がら空きなんだから抜けよとか、首都高でも子供を乗せているのに馬鹿みたいに煽る奴がいて全然ゆったりなんか走れない。マナーの悪い連中に目をつけられないクルマというのは今の自分にとっては憧れなのだねw

 

レネゲードのネガはその重量とそこからくる燃費の悪さ。最早スモールとは全然呼べない車重はジープだから仕方ないにしろ同じプラットフォームを持つ500Xよりも遥かに重い。タイヤもオールシーズンタイヤだったかだし燃費に振っているわけではない上、形状も四角なので空気抵抗はものすごそうで高速道路を長距離はなかなかつらそうな感じはする。そしてやはり排気量がでかい…これはもうミドルクラスだろ?と言いたくなる2.4Lを搭載しており税金も上がるため今のエボより税金はあがり実燃費もきっと変わらないというところも嫁さんは気に入っていないらしい。

 

しかしそんなことは瑣末なことだね?

 

■で、結局なにを買うの?

お前、いつまで「買う買う詐欺」してるんだよ?このまま一生買わないつもりだろ?と思っている人は皆無だと思うけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はすでに次のクルマ、契約してます(ぉ  

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候補車であるミドルクラス、スモールクラスの中でちゃんとその1台を契約しています。

 

ま、そんなクルマの話はまた今度…34時間くらい会社にいて徹夜すぎて頭痛がひどいんで寝たいんだ…(´;ω;`)ブワッ

 

床に寝袋で寝ていたら朝イチで出社した若い女の子がびっくりして悲鳴で起こされるという散々なわけで、そろそろおふとんで寝たいなぁ…というよりおふろにはいりたい。。 

国産&輸入SUVのすべて 2016年 人気62車種完全ガイド (統括シリーズ)

国産&輸入SUVのすべて 2016年 人気62車種完全ガイド (統括シリーズ)

 

これからSUVを検討するって人にはこのあたりの本もおぬぬめです!