終わった日にブログ書くなよ!空気読めよ!と思う方がいないのが、こういうほそぼそやっているところの良きところ。せかされるプレッシャーなにそれ美味しいの?
そんなこんなで2月8日まで新宿伊勢丹でルパン3世のイベントやってました。
伊勢丹のような店とルパンがタイアップするというのがよくわからない…
いや、ルパンのような大人が好むアニメの視聴者は伊勢丹で一回50万円くらい買い物をするような客層なのかもしれない。
少なくとも伊勢丹に買えるものが何一つないような年収の自分がこのイベントのためだけに伊勢丹に足を運ぶのは気が重すぎて、そもそも伊勢丹って「仕事で行く場所じゃねーの?」と訳の分からない勘違いをしているような人種にとっては店内のエスカレーターを小汚い格好で7Fまで登るのはかなりの苦行で壊滅的な抵抗感がある。
こういうイベントは次からイオンでお願いしたい(ぉ
無駄に重い足を運んで新宿まで歩いてやってきた。
いつみてもこの歴史がありそうな建物の外見が「年収1000万円未満お断り」と無言の威圧感を掛けているように思えるのはぼくだけだろうか?
写真を撮っているすぐ背後にあるビックロに今すぐ入りたい衝動に駆られたけど、ここまで来てルパンを見ずに引き返すのは初デートでホテルに入ったのに、映画を見て帰ってきた初々しい少年という感じで頂けない。
何事にも勇気は必要だ。
その大いなる一歩を踏み出し一般客としてはじめて入る伊勢丹は、それはもう圧倒的セレブな雰囲気で心が壊れて人間ではなくなってしまいそうな勢いだった。。
7Fについた頃、ぼくの顔はもはやセレブとは程遠いものだっただろうと思う。
これを見た瞬間にその苦労ともおさらばだ。
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η *・゜(n‘∀)゚・*( n‘) :*・゜ ( ) *・゜(‘n ) ゚・* (∀‘n) ゚・*η(‘∀‘n) ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
ルパンが来た痕跡が!!
いただかれたぜ!
ルパンブルーのジャケットがカッコいい!
反則的なかっこよさ…これを着て客先に行きたいなぁと思ってた…
思うだけならタダ。
思いを叶えるためには”お金”が必要なのが現代社会だ。ルパンのように泥棒するわけにはいかないし、仕事サボって伊勢丹に遊びに行っていたのに泥棒失敗で捕まり警察から会社に連絡が行ったら二重、三重の意味で「お前は何をやっていたんだ」と言われ懲戒解雇だろう。いや、泥棒をしなくても仕事をサボっていた時点で懲戒解雇対象になるだろうが。
とにかく、このルパンブルーのジャケットはお値段が半端ない。
19万円!?
シャツで4万円かぁ…今まで買ったシャツはバラの模様が入った黒いシャツでこれは3万円くらいしたけれど、天下の伊勢丹様はシックなのに4.3万円だ。世界が違う。
洋服◯青山で数万円でも高いと思っている(そもそも仕事でスーツを着ないのでここ数年スーツなんか買ってない)自分にとって給料三ヶ月分のジャケットなんぞ買えるわけがない。
毎日昼飯をカップ麺にしたって買えないし、今すぐむじ◯くんに駆け込むか、そのまま新宿のどこかにあるだろうヤミ金に駆け込んで肝臓と眼球と脳みそを担保に20万円ほど借りてこなければ手が出ない。
さすがは伊勢丹…ルパンというアニメとタイアップしてるから「自分のような平民」でも買えるだろうと思ったがやはり違った。
伊勢丹はたとえプリキュアとタイアップしても伊勢丹クオリティを発揮するだろう。
ずらりと並んだルパン一味のアパレル。
ここは新宿伊勢丹であり秋葉原のコスプレ用品専門店ではない。きっとこの4人の衣装だけで100万円超えてしまうだろう。
後ろにちらりと見えるハスクバーナも買えてしまうのではないだろうか…アパレルだけで。
そう、ハスクバーナがしれっと展示してあった。
ルパンにハスクバーナなんて出てたっけ??一時期CAGIVAグループだったのでイタリアつながり??そんなことはどうでもいいとして、ハスクバーナいいなぁ…KTMに乗っていたくらいなのでハスクバーナも当然知っている。
こういう軽いオフ車で通勤できたら最高だろうね。買えないけど。
FIATカフェも出店していた。
FIATカフェの常設店はFIAT松濤にあるらしい。
フィアット松濤に『FIAT CAFFÉ SHOTO』がオープン! - FIAT CAFFÉ
松濤は会社の近所なので新宿より遠いにしろ頑張れば歩いていける距離で仕事でもよく目の前の山手通を通る。あの辺りはいかにもな香りがしており、フィアット・アルファロメオがあっても何の違和感もない地域。
いつかは行きたいなぁ…と思っているもののソリッドイエローのランサーであんなシャレオツな場所に接近したら入店拒否された挙句ブラックリストに入り、以後FCAの商品を扱うディーラーには一切立ち入りが許されなくなるだろうというところまで話が見えた、と書いたところでアグスタで行けばいいじゃないかと気づいた。
ルパンと言えば忘れちゃいけないモノがある。
そうアバルトだ。
伊勢丹の外にはアバルト595が展示されていた。
インターポールの銭形警部どころか警備員1名とアバルトのスタッフが1名しかいなかった。ルパンの予告が出ているのにこの警備の手薄っぷり!日本は実に平和なものだ。明日の朝には消えているだろう。
本日の夢にまでアバルトが出てきた位なのでやはりぼくは先日サソリの毒にやられてしまったらしい。こんな奇抜なカラーリングのクルマは日本車じゃまずお目にかかれないし売れないからメーカも出さないはずw
それでもぼくはこいつに釘付けだ。今すぐ乗って帰りたい…
まったく…アバルトに伊勢丹は似合いすぎて困る。
ぼくがルパン3世だったら、きっとこのアバルトは今頃ランエボにすり替わっているだろう。あのクルマで伊勢丹に近づこうとは微塵も思えないし、うちのエボがここに展示してあってCAUTIONテープで囲まれていたらそれは展示ではなく「伊勢丹に突っ込んだ暴走車」だ。
ブランドイメージの重要性を勉強してきた、という言葉を免罪符に会社にいないことがバレぬうちに戻ることにした。
アバルトを見たあと偶然にも新宿駅のロータリーでこいつを見つけた。
和製アバルト。マーチ12SR前期5ドア。
これは神からのアバルトを買えという啓示に違いない…
ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO