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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

サソリの毒に気をつけろ!インフラ屋、アバルト埼玉へ行く

ミニクロスオーバーに乗る上司がアバルトに興味津々! 

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そんな中で先日2月6日にアバルト埼玉が新装開店。

アバルト埼玉|ABARTH Official Dealer Site

 

午前中にさいたま市の方に用事があったので帰りがけにアバルト埼玉へ寄ってみる。

 

「あのクルマで行ったのかよ!!」

 

そんなコメントはお断りだぜ(?

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さすがに先日オープンしたばかりなので大混雑。

 

ナビだとここはポルシェになっていたので元ポルシェディーラーの位置?

というか12月に500Xを試乗させてもらったフィアット・アルファロメオの隣w

 

「お前…フィアットも買えないのにいきなりアバルトに来るなよ」とかそんなコメントもお断りだぜ、「それはそれ、これはこれ」DA

 

フィアットは正直そこまで知っているブランドではないのだけど、アバルトに関しては知り合いにアバルト好きが多かった。

 

特にマーチ12SR時代の友人たちはほとんどアバルトに興味津々だったねw

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アバルト乗りに殺されるかもしれないけれど、マーチ12SRもアバルトに通じるものがあるという話。日産が作ったマーチというコンパクトカーを、オーテックによりチューニングが入り官能的なクルマに仕上がるという流れが似ているんだろうね。

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アバルトグラスがかっこいいね。

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サソリ!

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アバルト創設者のカルロ・アバルト氏が11月15日生まれのさそり座だからサソリマークらしい。

 

つまるところ、11月17日生まれのぼくもブランド立ち上げたら「有限会社くまを」でサソリマーク使えるんですね!素敵!!安直すぎるッ!

 

そこまで詳しくないけれど595ってやつ?

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一見すれば普通のチンクエチェントなんだろうけど、車高も低かったりするせいかなんとなく違う感があってそこがまたいい。

ド派手なエアロパーツを身にまとい超速いぜ!オーラを全開にするクルマもいいけれど、自分の好みからすると”羊の皮を被った狼”がやっぱりいい。はじめて乗ったクルマの影響というのはどれだけ時間が経過しても残るものだと思っていてランタボの普通の外見なのに無駄に速いというギャップを経験すると逆にエボみたいにクルマに詳しくなくない人でも「なんか速そう」と思うようなスタイリングは逆に好みじゃなくなるんだよね…ま、エボのデザインはデザインというか必要な機能をランサーというクルマにぶち込んだら必然的にアレが必要だったというだけなので仕方ないけれどw

 

シンプルなチンクエチェント最高!と思いつつ、店内にはレーシングなやつも。

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オープン記念で期間限定展示らすぃ。

 

なんか凄いなこのチンクエチェントww

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最早イタリアンデザインな内装の面影すらないwww

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あ、ドアハンドルが若干メッキぽく見えるからそこだけイタリアン?(ぉ

 

OZにbremboだよwwwランエボかよ!

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こんなクルマにbrembo入るんだ…と思ったんだけど17インチホイールだし、ぶっちゃけ第三世代のランエボとホイールの大きさは変わらない。。ランエボだってベース車両は5ナンバーセダンだし、第二世代のエボ5、エボ6なんかサスペンションストローク量不足してもとにかくオーバーフェンダー付けてでも17インチ!だったわけだからチンクエチェントがこのサイズでbremboでも不思議じゃないと言えば不思議じゃない?

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そういえば先週、長野からの帰り道でアバルトに遭遇したのだけど、ワインディングで無茶苦茶速いんですよこのクルマ…エボで必死になって追いつける勢いでブレーキで離されて、立ち上がりで加速して追いつくみたいなことを繰り返すけど正直この車格のクルマを相手にワインディングでエボが苦戦するとは仮に向こうがハイグリップでこちらがスタッドレスを履いているという条件だったとしてもありえないと高をくくっていたから驚きだったね。

 

ランエボに乗り換えて3年…すっかり忘れていたんだけどハイパワーターボでの走り方がしみついてたんだなぁと思う。エボクラスだと多少のミスはクルマがリカバリーしてくれるので走り方が必然的にクルマの機能を使いこなすことに特化する。電子制御で曲がり、ハイパワーターボのトラクションで鬼加速する…でもアルトワークスのときはそんなことはできなくてミスをしない走り方、無駄のない操作、職人芸のようなクルマとの対話でいかにアンダーパワーなクルマで大排気量を倒すか?ということを頑張っていた。マーチ12SRでもそうだけど、アバルトもそういう楽しみ方をするクルマなんだろうねぇ。

 

 

とはいえ…

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レーシングスペックだけど940kgの車体に1.4Lで205馬力、トルク30kを越える化物みたいなエンジンを積んでいるクルマなのでこんなものが公道にいたら怖いねw

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595もノーマルで160馬力でており、車重も1.2t程度なのでなかなかのもんです。

これを5MTで乗ったら最高にハイってやつだあああああになりそうね?

 

さすがにこれを自分が買うと言っても嫁さんガチ切れで終わるだろうけどさ、うちのボスのように夫婦二人ならこういうシャレオツなクルマって憧れるよね…

 

気になるお値段。

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ん。

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高いんだか、安いんだかよくわからないッ

 

さすがに695になると非現実的な価格帯のクルマになるので一般向けではないだろうけど、標準仕様のアバルト500の価格はけっこう魅力的。

 

標準車はおよそ200万円

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プラス100万円でメーカーチューンになるので輸入車ということを考えてもそこまでお高くない気はする。

 

12SRはどうだったか?

日産:マーチ

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手元に正確な資料がなかったけど確か110万円ほどだった気が。

 

対して12SRは?

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数々の専用装備を持っていますが…

(自分が新車で買った時の注文書を見ると…)

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171万円だったらしい。

ただでさえマニア向けの12SRにおいて、専用スポイラーレス仕様!

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これ確か5万円だかやすかったはずなので、標準の12SRは176万円くらいなのかな?

自分のはいわゆる中期型だったので前期と後期ではまた値段が違うし、前期は3ドアモデルがあるので本当の意味でアバルトに近かったかもしれない。

そんなSRは標準車に対してざっくり60万円くらい高い。

総支払額が200万円を越えるマーチってどんだけやねん…って感じだけどそう見るとフィアットに対するアバルトの価格設定というのは割りと妥当で、ぶっちゃけ595までいかなくてもアバルト500で十分な気がする!

 

試乗してみようかと一瞬血迷ったけども、これは多分乗ったらあかんやつや

 

ブルターレのときもそうだったけど、あのバイクに180万円を払う気はなく、マイナス100万円くらいでMT-09を買ってチューニングしたほうが遥かに楽しいだろ!と思ったこともあったけど、試乗で首都高を走って買うことを決意した。

 

アバルトにも同じ空気を感じる。

 

イタリア車の怖いところは乗りても選ぶけどハマると一発で落ちるだけの魅力があるところ。素のフィアットでさえそんな香りがするのに、チューニングされたアバルトなんか乗った日にはメーカも謳う「サソリの毒」にやられてしまう可能性がなのだ。

 

家族向けのクルマを買おう!と豪語しているいまの自分には非常に危険なメーカーでありクルマを置いているお店から一刻もはやく飛び出さないと来週頭にこのブログに書かれる記事は「インフラエンジニア・離婚届を提出する。〜オンラインでできればいいのに〜」になっていると確信したほど。

 

四輪と二輪は違うとはいえMVアグスタのブルターレで一度やらかしてしまっている自分としては自重したし、そもそも嫁さんにはブルターレで通勤することを黙認してもらっているところもあるのでここはひとつ、大人の決断で涙を呑んだ。

 

しかしアバルト500という選択肢はコンパクトといいつつ3ナンバーが増えている中で貴重な5ナンバーのスポーツカーとして残された最後の希望に思える。道路事情がよろしいとはいえ日本の狭い国土で扱うには3ナンバーはやはり大きい。適度なサイズで面白いクルマというのはなかなか国産車では出会えなくなってきているのでこういうイタ車が毎月一定台数売れているというのはやはり日本人がこうしたクルマを求めているというところでもあるのかな?

 

ぼくもたとえば夫婦ふたりで暮らしているならこのアバルト500は十分に選択肢に入る。広い車はあまり好きじゃないのです。狭い車を工夫して使う、まぁアルトワークスなど軽自動車やコンパクトカーに乗っていたくらいだし、体格も平均的な日本人からすれば小柄な方でアルトワークスクラスでさえリアシート倒せば眠れるほどです。シートが倒れるだけマシな500でも生活するに不自由はないだろうね。

 

無駄に広いクルマで空気ばかり運搬するのも好みじゃないし、セカンドカーにアバルトを持つという贅沢な生き方をしてみたいものです…

 

自分の上司にもアバルトは超絶オススメしたくって、ミニが年々巨大化していきゴーカート感が薄れていくことに嘆くような人です。日本でデビューしてからもう何年も経つのについ先月はじめてマイナーチェンジしたような”変わらないクルマ”で変わらぬ軽快感があるというのは実に嬉しい事じゃないですか?日本車はデザインからして新鮮さなどを求めてデザインが大きく変わりますが、チンクエチェントのような変わらないことでいつまでも型落ちを感じない車というのもありがたいものです。

毎年外観が変わっていたランエボに乗っているお前が言うなって?w

 

試乗は可能なかぎり避けたいけれど、心の奥底でアバルトを求めている自分がいることにも気づいてしまう…サソリの毒は実は気化性のものでアバルトディーラーに踏み込んだ直後からもしかすると体内に取り込まれていたのかもしれません…あと10分いたらサソリに殺されたかもね。

 

あえてサソリの毒にやられてしまいたいという人を除き、クルマを買い換えられる状況にある人でこういう小さなクルマに抵抗がない人がアバルトに行くのは危険過ぎる気がするけれど、あえて毒されてもいい…というマゾ気質なあなたは印鑑を持って今すぐお近くのアバルトへGO。

 

サソリの毒にやられても、当方は一切責任を負わないので、あしからず…

car MAGAZINE ARCHIVES ABARTH―アバルトの魅力と魔力を知る一冊 (NEKO MOOK 1418)

 

アバルト500X が出れば大真面目に検討したい。