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PEUGEOT3008 | Honda X-ADV(2021) | Kawasaki Z H2(2021)で主にツーリングに行ったりしているブログです。

チェーンメンテ

チェーンオイルはもう、ずっと長いこと円陣家至高さんとこのCPOを使っています。

 

それこそ、CPO[R]になる前の、CPO時代からの愛好者です。かれこれ10年くらい使ってるかな?

 

 

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きったねェ感じになってますけど、中身は無事!

 

今でこそ、毎週のように都内ではNPASかライコランドあたりで見かけるので知名度が低いってこともないと思うんだけど、自分が使っていた頃は円陣家至高さんの商品はまず量販店でまず見かけることはなかったし、確か通販でしか手に入らなかった。

「チェーンルブ何使ってる?」と聞かれて「円陣家至高のCPO」と言うと「なんぞそれ…」だったし、エンジンオイルにしても円陣家至高のTCOを使っているっていうと「そんな怪しいメーカのオイルよく使えるな」とも言われた、悲しいことに

 

自分が円陣家至高さんを知った切欠が、大学時代にヤマハのFZR250をヤフオクだったがで購入して直しているとき、Webで情報を検索していると「しゃべるFZR250」が出てくるサイトで取り上げられていたのが円陣家至高さんの油だった。

普通、「しゃべるFZR250」が出てくる、そんな怪しげなサイトに取り上げられている怪しげなオイルは買わないだろ!と言いたくなるけど、不思議とそのサイトの文面には惹かれるものがあったし、学生でカネがないとは言え、別に何十万も取られるわけではないし、必要なものだしの精神で買ってみたのが始まり。

 

そのある意味での人柱的な行動は大当たりで、周囲に馬鹿にされたり、唖然とされた怪しいメーカのオイルを各所に使っていて、不具合がでたことはただの一度もない

 

FZR250も19000までぶん回す超高回転型エンジンながら、1年で6万km走ってもなんら不具合はなく、別のオーナーに引き取られていったし、次に乗ったZZR400も1年で5万kmを超えても少しの不具合も出さず、唯一カワサキの持病的にクーラントを吹きまくった他は至って健康で次のオーナーに引き取られた。

国産車自体の信頼性もあれど、FZRなんか89年モデルで自分が買ったときは既に20年おちくらいのモデルだったのに、それでも壊れずに超過走行にも耐えたのは円陣家至高さんのオイルのおかげだと今でも思っているわけです。

 

サイトの内容も油に対する考え方だったりが載っていて凄く読み応えがあります。

www.engine845.com

まー物がものだけに「本当かよ」って言いたくなるけど、実際使っていてその効果を体感していると「なるほど」となる不思議。逆に物はいいんだろうけど、生産者の考えがわかりづらいものって、ぱっと使う気になれないんですよねー。

 

人間だって同じだけど、子供に食事を作るとき、やっぱり素材とかには気を配るじゃない?産地はどこか安心できる生産者か、自分の目で見て、Webで情報を仕入れて、実際に手に入れて、自分の五感を使って確かめて、それから子供に与えるわけじゃないですか。

バイクだって同じで、いやいや、それ以上に乗り物である以上、自分の命を預けるし、タンデムするならタンデマーの命だって預かるわけです。四輪と違って不具合は即転倒、大怪我につながる乗り物だからこそ、常にメンテナンスには気を配りたい。

とはいえ、整備士ではない自分たちができる日常のメンテなんて限られ、技術的にもプロに劣るところはあるわけで、それなら普段から一番使うであろうオイルなどの素材には気を配りたいものですねってこと。

 

自分にとって一番信頼できるメーカが、10年以上使ってきて円陣家至高さんだってこと。

最早、チェーンオイルやフォークオイル、コーティング剤では他メーカで悩む必要もないくらいです。

 

とはいえ、知らない人からすれば、怪しげなメーカであり、ブランドではあるので(失礼)、関東であれば毎週のようにどこかで「油を売っている」はずですから、気になる方は店頭で実際に話しを伺ってもらえばよいと思うし、体験もさせてもらえるみたいなので体験させてもらうといいかもですね☆(ゝω・)v

 

さてさて、話を戻すのだけど、CPO[R]。おねだんは50mlで3000円と、チェーンルブの他の商品と比べてもざっくり倍くらい高い

 

チェーンルブでは高評化され有名だと思うワコーズさんのものと比べると、実売価格はざっと倍、容量だってCPOは50mlだけどワコーズさんのルブは180mlだし、3倍以上容量違うじゃねーか!と割高感全開ですね☆(ゝω・)v

 

なので人に薦めても「えー」って顔をされるのだけど、実際に使ってみると案外高いとも思わないんですよ、これが!

 

というのも、一回のメンテで使う量がそんなに多くないんです。

 

具体的に何ml使うのかってチェーンの長さにもよるから一概には言えないけれど

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自分はCPO塗布で定番の100円ショップのスポイトを使い、CPOをスポイトで吸ってから塗布する方法を使ってます。

このスポイトは2.5mlまで吸えるんだけど、ハヤブサのチェーンでも1.5mlくらいまで吸っていれば足りるかなって感じの量しか使わないんです。

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仮に2.5mlを全量使ったとして、50ml入ってるCPOは20回は注油が可能。

1.5mlなら33回は使える計算になりますよね。

 

チェーンメンテの感覚はCPOの場合、500kmごとにやっているんだけどその場合距離にすると16000km以上は使えることになり、多分スプレータイプのやつでこれだけの距離、1本の缶で持つとは思えないんです。

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CPOは1コマ、1コマ塗布するので手間はかかるけど、スプレータイプみたいに無駄に飛散することがなく全量をちゃんと使いきれるというところで案外コスパフォは高いのです。

 

 塗布するのはちょっと面倒なんだけど、塗布後のタイヤの廻り方は驚きの軽さ!

 

最近はそれが当たり前で、感動的ってほどでもなくなっているけどね。

 

一般的にハヤブサみたいな大排気量車の場合、この手の変化ってのは圧倒的なパワーだったりトルクのせいでわかりづらいところがあり、逆に低排気量車の方が効果を実感しやすいというのがあるのだけど、このCPOの場合、ハヤブサでも「出力向上」を感じ取ることができる。というかハヤブサの無駄に重いリアタイヤが軽々手で回せるようになるのでそこで効果を感じることができる。

 

昔住んでいたアパートは、夜中に帰宅するとエンジン音で近所迷惑になるからと大通りから数百メートルはエンジンを切って滑走状態で駐輪場まで滑り込んでいたんだけど、あるとき一度CPOが切れて別なルブを使ったんですね、そして夜中に帰宅してそれをやったらいつもたどり着ける距離の半分も行かない距離で滑走が終わっちゃったんです。

それだけ抵抗も減っているということで、バイクの押し引きも随分と変わってくるオイルです。

 

そんなCPOなんだけど弱点?というか、そういうものもあって、まずひとつが水に弱いかなと感じる点。雨天走行後はすぐにチェーンの音がうるさくなるので「あ、切れたな」と感じてしまう。

 

それと持ち。CPOからCPO[R]になったときに持ちと水への強さは増したらしいけど、それでも晴天で500kmも走ればオイルは切れているのかチェーンの音はうるさくなる。

 

ハヤブサの場合、一度ツーリングに出かけると一日で1000kmは当たり前に走るので、この500kmという距離は割りとネック。

泊りならメンテナンスの時間が確保できるので、宿営地で再塗布ということもできるけど、日帰りの場合それは難しい。

なので、自分はツーリング前と帰宅後はCPOを塗布するけど、ツーリング中はZOILスプレーだったりを携帯して、それでごまかすようにしています。さすがにCPOのボトルと、スポイトを持っていくのは面倒だし、ZOILなら他の箇所にも使えるので都合がよいのです。

 

そんなこともあるけれど、逆を言えば、晴天しか乗らず長距離も走らない、我が家にやってきたブルターレみたいな用途のバイクなら何の問題もなく、その最高の効果を体感し続けることができるんじゃないか?ということです。

 

チェーンメンテは割りとみんな自宅でさくっとやれることだし、多分ライダーでやったことがないって人はいないだろう作業なので、機会があれば是非一度試してみていただきたい、CPO[R]なのでした。